臨床研修医の手当支給制度

臨床研修医とは、大学の医学部を卒業後に国家試験を受けて国家資格である医師免許を取得後に正式に採用が決まるまでに、医療現場で研修をする医師の事です。
臨床研修では、2年に亘って大学病院もしくは、臨床研修指定病院で医師として経験を積んでいきます。
小児科、内科、外科等で決められた7分野にそれぞれ1ヶ月以上の研修を受けるのです。
2004年から医師の臨床研修は法律によって義務付けられています。
それまでは医師免許の取得者に対しての臨床研修は努力義務、つまりは受けなくても法律違反ではないものの努力する必要はありましたが、罰則の対象にはなりませんでした。
これが医師法の改正により必ず受けなければならなくなりました。
現在では、研修医に対しての待遇は十分とは言い切れません。
研修指定されていない民間の病院で医師が少ない夜間勤務をして生活をする人も少なくありませんし、研修医だけでの診療により医療事故になったケースもあり安全性を指摘されています。
こうしたトラブル回避の為に厚生労働省は研修医を受け入れる病院に対して研修医1人当たり200万程の補助金を出す計画を出しています。
この補助金は研修医の手当の他に指導医の手当にも使われています。
http://www.tokyo-med.ac.jp/ortho/news/senior_resident.html